受賞

[記事公開日]2019/08/07

尾崎聡さん(理学専攻2年)が第7回アジアケイ素シンポジウムでBest Poster Awardを受賞

総合科学技術研究科理学専攻2年の尾崎聡さんが、2019年7月28日から31日までシンガポールのNanyang Technological University(南洋理工大学)で開催されたThe 7th Asian Silicon Symposium(第7回アジアケイ素シンポジウム)において、Best Poster Award(優秀ポスター賞)を受賞しました。ポスター発表タイトルは「Synthesis of Hexahydroboraphenalene by Silicon-Boron Exchange(ケイ素—ホウ素交換によるヘキサヒドロボラフェナレンの合成)」です。
尾崎さんはホウ素を含んだ新規化合物であるヘキサヒドロボラフェナレンの簡便な合成法を開発し、その物性や反応性について詳しい研究をおこないました。この成果はホウ素を含む芳香族性・反芳香族性分子の研究に有用であるとともに、新しい機能性材料への発展が期待できるものです。

ポスター発表には日本、中国、韓国、シンガポールなどアジア各国に加えて、英独仏など欧州諸国の気鋭の若手研究者31名が参加しましたが、うち6件の発表に対し優秀ポスター賞が授与されました。

なお、ポスターは共同研究者である杉野拓実さん(2015年度修士修了)と岡祥平さん(2016年度修士修了)、坂本健吉教授(指導教員、理学専攻)との連名で発表されました。