木村研究室では、西南日本の太平洋側の地域に広く分布する“付加体”の深部地下圏に生息する微生物群集の研究を進めています。そして、付加体の深部帯水層でのメタン生成メカニズムを明らかにしてきました。また、これらの深部地下環境に由来する温泉の付随ガスを利用したメタンガス発電システムの実用化を進めてきました。今回、温泉メタンガスを利用した地産地消エネルギーの生産、温暖化防止、広域災害対策、持続可能な社会の実現について提言しました。
(日本経済新聞2019年6月11日朝刊静岡経済版、日本経済新聞社編集局承諾済)