理学部附属放射科学教育研究推進センターは、4月18日(金)に、学術情報部研究協力課の協力を得て、放射線業務従事者登録のための教育訓練を実施しました。
この教育訓練は、本学放射線障害予防規則により、放射線障害を防止するために実施が義務付けられているもので、同センター研究施設や他研究機関の放射線施設の利用者は、放射線業務従事者の登録が必要で、受講が必須となっています。
当日は、Zoomオンラインと会場参集(静岡、浜松両キャンパス)のハイブリッド形式で行われ、教職員と学生計106名(静岡47名、浜松59名)が受講。同規則で定められた教育訓練項目に基づき、関連する法令や安全な取扱い等に関して、6つの講義が行われました。
このうち、九州大学総合理工学研究院の片山一成教授が、「核融合炉トリチウム研究」と題して講義、トリチウムの特性や被ばくに対する防護概念のほか、研究内容等について解説しました。その他、同センターの矢永誠人教授(センター長)、大矢恭久准教授、近田拓未准教授らが関連法令等の体系や放射線の人体に与える影響などについて説明しました。
受講者は、5月に行われる特殊健康診断の受診等を経て、放射線業務従事者として登録される見込みです。

オンラインで講義する、九州大学 片山 一成 教授

静岡キャンパス会場の様子