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[記事公開日]2011/07/15
[最終更新日]2018/09/28

修士課程地球科学専攻 牧野淳平君が優秀ポスター賞を受賞

 理学研究科地球科学専攻修士課程1年の牧野淳平君が、平成23年7月1日から3日に金沢大学で開催された日本古生物学会2011年年会において、優秀ポスター賞を受賞しました。講演タイトルは、「三葉虫Ellipsocephalus polytomusのカプセル型 enroll姿勢:適応放散を促した姿勢構築機構」です。
  牧野君は約5億年前のカンブリア紀の三葉虫Ellipsocephalus polytomusの外骨格形態の詳細な観察を行い、接触感知に関わる微細構造が胸・尾部の複数の外骨格表面をまたいで配列すること、さらに体が屈曲する ことで頭部における同構造の分布様式に対応した形状に変化することを明らかにしました。これにより、”ダンゴムシ”でよく知られる球状の防御姿勢 について、その姿勢構築を可能とする外骨格形態の形作りの順序を理解する手がかりを示しました。

 指導教員は本学理学部地球科学科の鈴木雄太郎講師。