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[記事公開日]2013/07/05
[最終更新日]2018/09/28

増田智洋さん(地球科学専攻2年)が優秀ポスター賞を受賞

理学研究科地球科学専攻修士課程2年の増田智洋さんが、平成25年6月28日から30日に熊本大学で開催された日本古生物学会2013年年会において、優秀ポスター賞を受賞しました。講演タイトルは、「遊泳性三葉虫Remopleurides複眼:転輪羅針儀機能発現か?」です。
増田君は,約4.5億年前のオルドビス紀末の三葉虫Remopleuridesの化石複眼を研究材料として,視野内の側方水平面近傍において,極めて高解像度に外界を見る領域があることを明らかにしました。遊泳性の生活スタイルと視野水平の高解像度領域を対応させて考察すると,特に海底面からの離陸時に不可欠な遊泳時の3次元空間中の姿勢の感知を行うジャイロ機構と同様の働きをすると結論づけました。これにより、底性生活から遊泳性への進化の一行程を示すことに成功しました。写真は授賞式の様子で、右が増田君。

指導教員は本学大学院理学研究科地球科学専攻の鈴木雄太郎准教授。