学部長(専攻長)あいさつ

学部長(専攻長)あいさつ

 

  みなさん、科学(理学)というと何を思い浮かべますか? アインシュタイン博士や宇宙だったり、放射線や地震、地球環境のことだったりするかもしれません。生物の好きな方なら、生命の神秘かもしれません。でも一方で、よくわからない、あるいはむずかしい印象をもつ方も多いかもしれません。理学は、宇宙から地球、そして物質の根源まで自然がどうなっているのかを追求する学問分野で、実は私たちにとって身近なものでもあります。自然は本当に多様で、私たちのまわりにはいろいろな不思議があるのです。

 

 自然のなかの多様な現象のしくみを研究し、誰も知らないことを明らかにしていくことは、実に心おどることです。でも、研究をやっていてすぐに結果がでなかったりすることもしばしばです。しかし、「なぜ? なぜ?」と没頭して前に進んでいけば、大小様々な発見が待っています。それと同時に、問題解決に必要な力がしっかりと身につきます。そして、大きな発見には、何にも代え難い格別の喜び、そして感動があります。自然はこんなしくみをもっていたんだ!という、童心に返ったような大きな感動です。このように、科学の研究を行う上での原動力は、自然現象への強い好奇心と感動です。また、強い好奇心を持続させる粘りも欠かせません。創造性も重要ですが、これは強い好奇心の持続から育つ面もあります。

 

 理学は、工学、医学、薬学、農学、生活科学、そして社会科学などの学問分野の基礎部分をにないます。時間はかかりますが、理学での発見が、各応用分野で大きく花開くことはよくあることです。そして理学を学ぶことは、それぞれ応用分野の基礎を学ぶことでもあります。そのため、みなさんが理学部を卒業して社会に出たときに、職場で出会うことになる様々な問題に対して、最も応用がきくでしょう。静岡大学理学部の卒業生は各界で活躍していますが、それも基礎がしっかりしているからなのです。

 

 静岡大学理学部には数学、物理学、化学、生物科学、地球科学の、理学5分野をカバーする各学科と、附属放射科学教育推進研究センターがあります。基礎科学による問題解決能力に加え、さらにイノベーションとグローバルの観点をあわせもつ人材を育成する創造理学(グローバル人材育成)コースも新たに設置されました。私たちは、世界一線級で、個性豊かな教授陣をそろえています。教授陣は、面倒見のよい点でも定評があります。さあ、みなさん、私たちと一緒に、理学を学びませんか。Let’s理学!