アドミッション・ポリシー

理学専攻の求める学生像

【育てる人間像】

 本専攻は,高度な科学技術社会の中で,基礎科学に基づき,さまざまの基礎ならびに応用分野における問題解決能力を有する人材の育成を目指します。人類のより豊かな繁栄のために,真理を探究する理学の精神が求められています。その実現に向けて,幅広い視野を涵養するとともに,それぞれの専門分野で高度な教育研究を行います。理学の教育と研究は,グローバル化をふくめ社会の多様なニーズに応えるための洞察力,適応力,行動力を養うことを目的として,物事の本質的な理解と独創力に支えられた教育研究を主眼としています。これらによって,国際的に活躍できる高度な技術職や研究職等に必要な深い学識を身につけた人材の育成を目指します。

【目指す教育】

1.幅広い視野とともに,高度な専門知識と独創的な研究能力を持つ人材の育成を目指します。

2.特論、演習、特別研究の有機的な関連を重視し,複数の指導教員によるきめ細かい教育・研究の指導を行います。

3.基本原理を重視した教育及び全専攻にわたる共通科目と英語科目等によって,学際的分野について俯瞰する能力ならびに国際的な対応能力を養い,個々の専門的問題の解決能力を高める教育を行います。

【入学を期待する学生像】

グローバル化をふくめ多様化する現代社会の持つ諸問題に対して強い関心を抱き,専門に偏らない幅広い視野で物事を考えることのできる意欲ある学生を求めています。特に理学的な現象に対し,それらの基本原理に根ざした深い探究心を持つ学生を求めています。

【入学に必要とされる資質・能力】

本専攻が行う入学者選抜試験は,受験者が理学に関する基礎知識と論理的思考力に加え,理学的な現象に対し,それらの基本原理に根ざした深い探究心を有しているかを判断するために行われます。一般入試および外国人留学生入試では,各専攻分野に関する基礎知識と論理的思考力および英文の読解力と英語による表現力を判断する筆記試験等に加え,学問・研究に対する態度を判断する口述試験を課しています。また自己推薦型入試では,出願書類の審査による基本的資質・能力の判定に加え,各専攻分野に関する深い関心と熱意など学問・研究に対する積極的な態度を面接試験により評価します。